新宿・高島屋での三人展を終え、
あっという間に一週間が過ぎてしまいました。 銀座・おかりやの展覧会に続き、新たに多くの方々にご覧頂き、 感謝の気持ちで一杯です。 ありがとうございました。 銀座、新宿と、会場の雰囲気もガラッと変わり、 そんな中で、いろいろと新たに気付き考える事も多く、 今後の制作の上でも 得るものも大変多い経験となりました。 次は、冬。 また新たな作品を一つでも生み出したいと思います。 先日、後輩が出品しているグループ展に行った時、 会場に、漆器の扱い方について書いてある簡単な紙が置いてありました。 そうなんです。 漆器は、日本を代表する工芸品なのに、 一般にまだまだ馴染んでいないのが現実のような気がしています。 実は、私も漆器の扱いについての下記のようなコメントを書いて、 展覧会場に置くようにしています。 少しでも、皆さんに親しんでいただけるように・・・。 -------------------------------------------------------------------- <漆器のお取り扱いメモ> ・漆は、古代から食器・装身具・武具等に使われ、元来丈夫なものです。 特に「乾漆」は、麻布や和紙と漆を 何層にも重ねて形作られているので、 木器のように割れることはありません。 ・長期間ご使用にならない時は、中性洗剤(台所洗剤)で汚れを洗い、 柔らかい布巾で水気を拭います。 よく乾かしてから薄紙や布で包み、箱などに収めて下さい。 ・電子レンジや食器洗い機でのご使用はお避け下さい。 漆器に使われている漆や 布・和紙・木は、自然の有機物ですので、 組成を傷めてしまいます。 ・紫外線を長期にわたってあてると、変色や漆の表面の傷みが早くなります。 西日の当たる場所に長く放置されないようにお気を付け下さい。 末永くお使い頂ければ幸いに存じます。 --------------------------------------------------------------------
by ino_tty
| 2008-02-26 00:02
| 制作
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